「またあたしの筆箱隠したでしょ!」
「俺なんにもしてないしッ!」





いつもあたしは物を隠される。
うわばき・給食セット・手提げ袋…
これまでに隠された物の数々。
そして、これらを隠した犯人は…
小野寺一希。
いつもあたしに絡んでくる。
なにかとちょっかいだしてくる。
しつこい!!

でもあたし、実は一希のこと好きなんだ。


今日は筆箱隠されたんだ↓
次漢字テストなのに、予習できないし!
0点とったらまぢあいつのせいだよ!!
「一希、筆箱返してくれない?」
「やだよーだッ!」
「……(怒」
ホントいつも大迷惑だょ。。
「ドコ?」
「さぁ…」
「いい加減にしてよ」
「……笑」
「もう一希なんか大ッ嫌い!」
さすがのあたしも限界。
だから言いたくなかったコト言っちゃった↓
「え…おいッ!」
あたしは全速力でその場を離れた。
「待てよ!!」
一希が後ろから追ってくる。
いまさら…
「あっ…!!」
「!!」


「………」
気がついたらそこは保健室だった。
足にはばんそうこうがはられている。
「まぬけ…」
「はっ??」
横をみたら一希がいた。
「おもいっきりプランターに引っかかって、そのまま転倒」
ーそうだったんだ。
「お前になにかあったら俺こまるんだヶど」
「…??それって…///」

「遊び相手いなくなってつまんないぢゃん」

「…んにゃろォオ」
一瞬でも期待したあたしがバカだった。
「てか筆箱返してってば」
「んー…がさっきの言葉訂正してくれたらいいよ」
「はっ?いまなんていった??」
「ん?なんでもなーい♪」
「教えろォ!!」
あたしたちが素直になるのはまだまだ先のようです。


*作者の言葉*
久々にドリ小書いた!!
夢音です。読んでくれてありがとうございます。
実はこのお話し…一希が小学校5年生ぐらいって設定なんです。
まぁ、やってることはそれ以下ですけど…笑
でも書いててけっこう楽しかったなv
またチビネタだせたらいいなとv
もしよかったら感想&RC下さい♪